Progress Report

O3_tokyolagoon2009-07-19

 13日のことだけど,前々から準備していた研究発表をした! 自分の属してる糸状菌チーム内で発表することはあったんだけど,研究室全体に向けて発表をするのは初めて. 大学入った当時は人前に出るとかなり緊張するほうで,将来的に自分より年上の人間に対して発表をしなきゃいけなくなるのは目に見えてるのに,これはいかん! と思って始めたのが塾の先生だったんだ. それ以来発表やプレゼンの機会は山ほどあったけれど,やっと自分の研究を教授相手に発信するチャンスが巡ってきたのだ. 大学1年の俺が最初に思い描いたプレゼンがまさにその自分→教授の構図をとっていたから,そういう意味では満を持して臨んだことになるのかな.
 実験者として未熟であることと,週2で栄光に行かなきゃいけないことで時間が削られていくのは大きな足枷になったけれど,それでも卒論研究生にしては面白いデータを提供したつもり. 自分は,より高度で複雑な研究ほど相手に伝えづらいというふうに誤解していたんだけど,逆だった. 完成度の高い研究ほど全ての論理が繋がっているから,相手に伝えるのは楽なんじゃなかろうか. そこいくと結局俺の出してくるものはまだ点の集合でしかない有象無象のデータ群だから,小さな論理関係を繰り返し述べるだけになってしまう. 例え完全に実験内容を伝えたところで,相手の研究者としての好奇心を満足させるには至らないわけだから,若干の無力感を感じるのは当然かもしれない.
 果たして卒論生としての自分の位置づけを研究室に知らしめるという最低目標は達した. と思う. あとは卒業論文をまとめるまでのシナリオをもうちょっと明確にイメージできるようにしていきたいな((=゚Д゚=)ノ