髪切断&猫っ毛のためのwax

 髪を切断してきた. 髪が断絶したのではないからそこは明確に区別して頂きたい. みんなGW前に切ったはずだから今日はきっと空いている! と思ったけど,混んでいた. 大きな美容院とはいえ当日予約できたのは奇跡としか. 長さは夏に備えて短めにした. 当然縮毛矯正もかけたけど,縮毛領域が短いから天パ復活もそう遠い話ではない. 持って2ヶ月半かな. 院試前にもう一度切る必要がありそうだ. 今回はいつもお世話になっている美容師さんが辞めてしまうので,技術料金が半額になり,しめて13 kJPY. けっこー安く済んだんじゃなかろーか? せっかく見つけた良い美容師さんだったんだけど,表参道にできる新しい美容院の店長さんになるらしい. めでたいけど残念. 自分の人選に間違いはなかったことが証明されたんだと思うことにしよう.

( ´∀`) 表参道とか,よく行く?
(´・ω・) いんや行かない.
( ´A` ) そっかぁ.

3時間半に渡ってこんな感じの会話をしてきた. 表参道はいいとこだけど,これから朝ゼミ,Progess Report,院試と,どんどん忙しくなることを考えれば,近場にないのは不便だ. 近所の美容院で自分に合う人見つけるのって大変だよね(`・ω・´)
 なんかスペースが寂しいので,自分が使ってるwaxの布教活動でもしておく. Amazonにあったから貼っとこう.

ナンバースリー DEUXER(デューサー) ドライペーストワックス 6 80g

ナンバースリー DEUXER(デューサー) ドライペーストワックス 6 80g

 基本的に男性用の整髪料というのは普通髪〜硬毛の人向けに配合してあって,俺のような猫っ毛,軟毛向けのwaxは少ない. 中学・高校時代にファッションに目覚めた男子達は,自分に合ったwaxを探す旅に出る. 皆が次々とGATSBYやSAMOURAIに落ち着いて行く中,猫っ毛だけは置いて行かれる. 何故か自分だけ髪が立たないのである. そこで世の軟毛男子はどうするかというと,薬局では売っていないようなサロン系整髪料に挑戦したり,スプレーで固めてみたりする. それでバランスの良いものに出会えればいいんだけど,油分が強すぎて髪がまとまりすぎた結果,夏場に地肌が見えたり,軟毛特有の髪型の潰れやすさが,再整髪しにくいというハードスプレーの弱点と相まった場合,それはそれはひどい目に遭う(´・ω・`; )
 現在主流のwaxは,伸びの良いファイバー系なのだ. GATSBYのCMで言うところの「ムービングラバー」とはおそらくある種の水溶性高分子なわけで,髪を高分子の鎖で束にしてその強度を上げることで立ち上げようという魂胆なわけだから,軟毛ミディアムショート以上がこれを使えば,よほど上手にセットしないと重くなってへちょる. そこでクリーム系やクレイ系のwaxになるわけだけど,これが中々くせ者で,比較的いい香りのものが多いSAMOURAIのクリーム系(具体的にはクレイズのことを言っている クリーム系なのに名前はクレイズとはこれいかに)ですらあまりいい匂いがしない. たぶん常温では液状の油(oil)を乳化して作るから,もとのoilの匂いが反映されやすいのではなかろーか. そこいくとアリミノのフリーズワックス/ハードワックスは革命的に良い匂いなんだけれど,アレは高価で劣化が早い! 急いでる朝にうっかりフタを閉め忘れて1日置いておこうものなら,あっという間に酸化されてダメになってしまう. いかに少ない量の整髪料で軽めに持ち上げるかが軟毛の課題なのに,劣化が早いからとっとと使い切れとは実に自家撞着な話だ. こういった点でも,軟毛は世間に置いて行かれる(´・ω・`)ゝ”
 そこで最後の砦がクレイ系になる. クレイ系は市場で言うところのマットワックスとかなり近い. 常温で固体の油(fat)を乳化して作ったものが多いはずなんだけれど,どちらかというと水相に対して油滴が分散してるものが良い(O/W乳化と呼ぶらしい). わかり易く言えば,ふにゃる髪をガサガサの質感にして動きを出そう,という姿勢. 艶が消えてしまうのが嫌だったら,Kérastaseでも使ってみるといいと思う. 縮毛の人は長持ちさせるのにも効果的.
 一応,このエントリではwaxをファイバー系とクリーム系とクレイ系に分けているけれど,最近はジャータイプの容器に入ってる整髪料なら何でもwaxと呼ぶ傾向があるので,これからどんどん型破りな良いものが出てくると思う. 世界の猫っ毛と猫に幸せが訪れますように:;;:*:;;:・:;;:☆а(・ω・○)